※BAIKAL下鴨本店での製菓風景

青森産紅玉りんごへのこだわり

アップルパイには、青森県産の厳選された紅玉りんごを使用しています。

加熱することで甘みと風味が引き立つことや、しっかりとした繊維質を持つため、煮崩れせずシロップの旨味をたっぷり吸収することから紅玉種はアップルパイに最適なりんごであるとされています。

 

青森の豊かな自然の中で1年かけて丁寧に育てられた紅玉りんごを、バイカルでは1970年代(昭和40年代)から使用しています。

 

紅玉は他の品種と比べて日持ちが短く、市場での流通が限られていますが、バイカルでは毎年10トン以上の紅玉りんごを確保しています。収穫後すぐに、美味しさを閉じ込めるために、産地で鮮度を保ったまま独自の配合でプレザーブ(シロップ漬け)加工を行い、貨物列車で届けてもらっています。

丁寧な手仕事が生み出す257層の美しさ

パイ生地づくりでは、生地を練り、バターを折り込む工程を4回に分けて行います。それぞれの作業を半日ずつ進め、生地への負担をできるだけ減らしながら丁寧に仕上げています。生地をしっかり休ませることで熟成が進み、旨味を引き出します。このようにパイ生地作りに時間をかけるため、パイ生地が完成するまでに最低3日間を要します。

 

バイカルのパイ生地は約257層にも及びます。特別な製法でバターを丁寧に包み込むことで、生地とバターが均等に伸び、美しい層が端まで整います。

パイ生地は、気温や湿度によって固さが変化します。職人はその固さを繊細に調整しながら仕上げます。均一で美しい層に焼き上げるには、高度な技術と経験が必要であり、職人の腕の見せどころです。

 

また、生地は焼き上げる分だけを用意し、冷凍は一切しません。冷凍すると、折り重ねた層が密着してしまい、焼き上がりの歳に生地が浮き上がらなくなるためです。作り置きをせずに、一つひとつ丁寧に仕上げているため、大量生産はできませんが、その分、手作りならではの魅力を感じていただければ非常に光栄です。

アップルパイを仕上げる極上の一筆

オーブンから焼き上がったアップルパイには、仕上げにアプリコットジャムを塗ります。アプリコット(杏)はそのままでは酸味が強い果物ですが、砂糖を加え糖度を調整しながら煮込むことで、甘さと酸味が絶妙に調和したオリジナルのアプリコットジャムが完成します。

 

 

このジャムをパイの表面に塗ることで、湿気を防ぎ、サクサクとした食感を保つ役割を果たします。さらに、ほんのり塩気の効いたパイや、シナモンを加えて煮たリンゴとの相性も抜群です。アプリコットジャムの甘酸っぱさがアクセントとなり、アップルパイの美味しさを一層引き立てます。

BIKALCaféでは

BAIKALCaféでは、こだわり抜いたアップルパイをご用意しております。

お持ち帰りはもちろん、店内でゆっくりお楽しみいただけるイートインも可能です。アップルパイは1個¥550で販売しており、ケーキセット(アップルパイ・クッキー・お好きなドリンク※一部対象外あり)はワンプレートで¥1210と大変お得となっております。


京都駅から徒歩約5分の便利なロケーションにあるBAIKALcaféで、こだわりのスイーツとともに、優雅なティータイムをお過ごしになりませんか?


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